AIを使い始めたものの、「自社ではどの業務に使うべきか」「試した経験をどう継続につなげるか」で迷うことはありませんか。画像を作れるようになっても、確認や修正に時間がかかる。担当者は使っているものの、指示や作業手順が残っていない。こうした課題は、ツールの追加だけでは解決しにくいものです。
Freespace & Ideasの建築AI実践度診断は、工務店・設計事務所のAI活用を10問で振り返り、5分野のバランスと、次に取り組む改善策を整理する無料の自己診断です。会社名・メールアドレスの登録は不要。回答後は結果が自動で表示されます。
まず自社の現在地を確かめ、改善する業務を一つ選ぶ。そのための入口としてご活用ください。
なぜ、AIツールを選ぶ前に現在地を整理するのか
同じAIを使っていても、会社によって必要な改善は異なります。これから始める会社には、試す業務と確認方法が必要です。既に提案へ使っている会社には、設計条件との照合や顧客への説明、手順の再利用が課題になることがあります。
たとえば、住宅パースを短時間で生成できても、窓の位置や設備が変わり、その確認・修正に時間がかかっていれば、業務全体の効率は別に確かめる必要があります。メールの下書きに使う場合も、文章を生成した速さだけでなく、事実確認と修正を含めた手間が判断材料です。
現在地を整理すると、「画像生成を増やす」「確認手順を整える」「うまくいった指示を保存する」など、次の行動を具体的に選びやすくなります。
診断で確認する5つの分野
この診断は、ツールの使用数や利用頻度だけで評価しません。提案、日常業務、再現性、確認、継続という5分野から、現在の取り組みを整理します。
分野 | 確認すること | 改善する行動の例 |
|---|---|---|
住宅・建築の提案 | AI画像の活用と、お客様の暮らしの希望の反映 | 画像を見ながら、希望と違う点を対話で確かめる |
日常業務への活用 | 文章作成・情報整理の利用と、用途に合うツール選び | 繰り返す業務を一つ選び、確認・修正の手間も記録する |
指示と再現性 | 目的・条件の伝え方と、指示や手順の再利用 | 固定条件、入力例、確認ポイントをまとめて保存する |
確認と情報の取扱い | 生成内容の照合と、入力情報・生成物の利用ルール | 元資料との比較項目と、入力してよい情報を決める |
継続と効果の確認 | 担当・作業手順の整備と、業務全体での効果検証 | 作業時間、修正の手間、費用を振り返り、方法を見直す |
1人で事業を行っている方も、ご自身の業務を基準に回答できます。部署や社員数の多さではなく、現在の仕事でどのように使い、確認し、改善しているかを振り返ってください。
このような方に向いています
AIに関心はあるが、どの業務から始めるか決められていない方
AI画像や文章を試しているが、継続して使う手順が定まっていない方
うまくいった指示が個人のチャット履歴に埋もれている方
図面・仕様との照合や、入力情報の扱いを整理したい方
ツールの費用と、確認・修正を含めた効果を見直したい方
経営者と担当者がそれぞれ回答し、結果の違いを話し合う使い方もできます。認識が異なる分野があれば、どちらが正しいかを決める前に、実際の作業や保存されている資料を一緒に確認してみてください。
診断の進め方
1.業態と事業規模を選ぶ
最初に、業態と年間の完工棟数・案件数などを選びます。この2つの基本アンケートは診断点数に影響しません。
2.10問に、現在の状況で答える
各質問では、理想ではなく、現在の業務に最も近い選択肢を一つ選びます。実態が分からない場合は「自社の状況を把握していない」を選べます。まだ使っていないことと、状況を把握していないことは区別して扱います。
最後に、今後AIで改善したい業務を任意で選べます。複数選択が可能で、この回答も診断点数には影響しません。
3.結果と、優先する改善策を確認する
送信後は結果ページへ移動し、回答に応じた5分野の点数、活用の強み、優先する改善項目、具体策を確認できます。回答を自分で集計したり、結果のレベルを選び直したりする必要はありません。
点数は、何を意味するのか
診断点数は、回答した取り組みの段階を、独自の基準で0〜100点に整理したものです。業界内の順位、能力の認定、売上や成約率の予測を示すものではありません。
「自社の状況を把握していない」を選んだ場合は、0点として計算しません。その回答を含む分野は点数の表示を保留し、総合点も表示を保留します。把握できている分野の結果と具体策は確認できます。
総合点だけでなく、分野ごとの違いを見てください。画像を提案に使っていても確認手順が十分でなければ、利用範囲を広げる前に、元資料との照合や情報の扱いを整えることが次の一歩になります。
診断後は、改善する業務を一つに絞る
結果を見て、すべてを一度に改善する必要はありません。まず、負担が大きく、人が出力を確認できる業務を一つ選びます。
たとえば、打合せメモの要約、提案メールの下書き、住宅提案用の画像などです。次の項目を短く記録してから、二週間から一か月ほど試してみてください。
何の業務で、どの作業をAIに任せるか
誰が使い、誰が最終確認するか
どの情報を入力してよいか
出力の何を、どの資料と照合するか
指示、成果物、修正内容をどこに保存するか
効果を見る際は、生成時間に加え、確認・修正の時間、修正回数、品質のばらつき、利用費用も振り返ります。提案業務では、お客様に伝わりやすくなったか、希望を具体的に話し合えたかも確認してください。
工務店のAI活用を業務の選び方から整理したい方は、工務店のAI活用完全ガイドをご覧ください。
よくある質問
無料で利用できますか?
無料です。会社名やメールアドレスの入力、会員登録は不要です。
AIをまだ使っていなくても回答できますか?
回答できます。未利用の選択肢を選び、現在地と、試す業務を考える材料にしてください。分からない項目は、推測せず「自社の状況を把握していない」を選んでください。
回答にはどのくらい時間がかかりますか?
2つの基本アンケートと10問に順番に回答し、最後に任意の関心分野を選びます。所要時間は、現在の取り組みを確認する時間によって異なります。
回答データはどのように使われますか?
回答内容は、診断結果の表示と、診断・サービスの改善に使用します。点数の計算と結果の表示はブラウザ内で行い、回答内容はサイトのフォームを通じて収集します。個人名、会社名、メールアドレスの入力欄はありません。利用時はサイトのプライバシーポリシーもご確認ください。
点数が低い場合は、何から始めればよいですか?
結果に表示される改善策を参考に、業務を一つ選びます。入力してよい情報と出力の確認方法を決めてから試し、うまくいった指示と修正内容を残してください。
診断だけでは導入方針を決められない場合は?
現在困っている業務と診断結果を整理し、研修や伴走支援で扱う課題を具体化してください。工務店・設計事務所向け生成AI研修では、実務での学習と導入を考える際の情報を紹介しています。
現在地を確かめ、次の一歩を決める
AI活用の進め方は、会社の規模や担当する業務によって異なります。この診断を、自社の仕事を振り返るきっかけとして使ってください。
既にできていることと、まだ整っていないことを分け、次に改善する業務を一つ決める。その小さな検証を、繰り返し使える手順へつなげていきましょう。
※本診断は、回答に基づく簡易的な自己診断です。専門的な法務、情報セキュリティ、設計・施工上の判断を行うものではありません。